2023/08/27

「令和5年度 横手市総合防災訓練」を参観しました

「令和5年度 横手市総合防災訓練」が
令和5年8月27日(日)に十文字西地区交流センター、十文字西スポーツ交流センターグラウンドを主会場に実施されました。

局地的な大雨による水害からの避難と住民による避難所開設が訓練のテーマ。
訓練主体は十文字地域(柳原、志摩・一ツ屋・高口、羽場、左馬、中島(駒引))の住民です。要配慮者利用施設(社会福祉法人一真会、特別養護老人ホーム花むつみ)も参加しました。
地域住民と各防災関係機関が協力し、災害発生時における実効性のある訓練を実施しました。

訓練では、8時45分に雄物川氾濫警戒情報が発表され、横手市は高齢者等の避難、避難指示を発令、十文字地域局災害対策本部に対し、避難所の開設を指示しました。

防災体制の強化と地域住民の防災意識の高揚を図ることを目的として、
・地域局対策本部運営訓練
・情報収集・伝達訓練
・避難誘導訓練
・水害対応訓練
・消防防災ヘリコプターによるピックアップ、要救助者の救出
・ファーストミッションボックスを使った避難所設営訓練
・横手市十文字火災予防組合による炊き出し訓練
・災害応援協定締結事業所による物資搬送
・消防団による初期消火訓練
が行われました。

さまざまな災害に対応するべく行われた訓練の様子は、主会場内でもわかりやすく解説のアナウンスが行われ、地域住民、参観者にも共有されました。

参加した地域住民は、振り返りの時間で
・見る、聞く、やってみる は違う。参加できなかった人の意識も高めたい
・(避難所設営の作業一覧と、作業内容ごとの11のファイルが入っているファーストミッションボックスの使用については、)自治会で事前にリーダーをきめてもいいのでは。
他、貴重な意見が発表されました。

髙橋大横手市長は、
「大雨による洪水のなか、地震や鳥海山の噴火など複数の災害が同時に起こり大災害となる可能性もある。その場合は、市の備えをあてにすることなく
地域住民の一人ひとりが知恵と能力をもって協力しながら乗り越えなければならない。」と話しました。
地域に合わせた 日頃からの備えの大切さを学んだ訓練でした。

今回私は 介助が必要な 車いすに乗って 避難所で受付する
という 訓練に参加しました。 
置かれた状況を理解し、災害発生時だけでなくバリアフリーのため大切なことを考える機会になり、防災士の方、防災担当の方との会話も大変勉強になりました。
もしもの備えは今や毎日の備え。毎日の生活から徐々に取り組むことで、その活動は継続しやすくなりますね。